病院からのお知らせINFORMATION

いぼ痔(内痔核)を切らずに注射で治すジオン注射始めました

重要

いぼ痔(内痔核)とは

肛門には、便やガスが漏れるのを防ぐ「肛門クッション」と呼ばれる弾力に富んだ組織があります。この肛門クッションには多くの血液が流れていて、何らかの原因で負担がかかると、うっ血するなどして腫れてくることがあります。これが「いぼ痔(じ)」です。肛門の奥側(歯状線より上)にできたいぼ痔を「内痔核」、肛門の出口側(歯状線より下)にできたいぼ痔を「外痔核」といいます。一般的に「いぼ痔」というときは、内痔核を指すことが多いです。

肛門の絵


いぼ痔(内痔核)の症状

直腸粘膜は痛みをかんじません。けれども、いぼが大きくなって肛門から出てくると、

 ① 鈍痛

 ② 出血

 ③ かゆみ

 ④ 透明な粘液で下着を汚す

などの症状がでてきます。

 

いぼ痔(内痔核)の程度と治療


ジオン注射とは


ジオン注の成分

有効成分は硫酸アルミニウムカリウム水和物とタンニン酸という ものです。痔に流れ込む血液の量を減らし、 痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる作用があります。硫酸アルミニウムカリウム水和物…出血症状や脱出症状を改善します。タンニン酸…硫酸アルミニウムカリウム水和物の働きを調節します。

 

ジオン注射法のやり方

 ① 局所麻酔を肛門周囲に行い、肛門の筋肉を緩めて注射を打ちやすくします。

   ②  ひとつのいぼ痔(内痔核)に対して4ヶ所に分割して注射(四段階注射法)し(上記イラスト参照)薬が 均等に広がるように十分マッサージをします。ひとつのいぼ痔にジオン注9~13mlを分割して注射します。
   ③注射後は、しばらく点滴を続け、麻薬の影響がなくなるまで安静にしていただきます

ジオン注射の効果(第III相検証試験の結果)

 いぼ痔脱出の消失率94%

 排便時出血の改善 94%

 1年後の再発率   13%

ジオン注射の主な副作用(第III相検証試験の結果)

 発熱9%

 血圧低下4%

 頭痛3%

 嘔気3%

 食欲不振3%

 

ジオン注射を行うには内痔核治療法研究会が行う四段階注射法講習会修了が必須です。当院では消化器外科専門医(資格番号:3004979)陳医師が講習会修了し(2009年6月7日:E0618)し100例以上の経験を有しております。

 

当院におけるジオン注射の治療のながれ

① 外科外来での診察。術前検査、手術の説明、各種同意書への御署名。

② 手術当日来院、手術室入室、点滴ラインの挿入。

③ 手術台に寝ていただき局所麻酔の施行。

④ いぼ痔(内痔核)にジオン注射の施行。

⑤ 手術室を退出していただき病室で2時間の経過観察し帰宅。

⑥ 副反応が強い時は1泊入院し翌日朝食後退院。

⑦ 1週間後御来院していただき診察。

 

ジオン注射外来を陳医師が行っておりますので外来・予約いづれでも診察させていただきます。御気楽にお電話(℡:0774-22-1335)でご相談下さい。

 

 



外来診療時間

午前診療

月~土 9:00~12:00

受付は8:30~12:00

夜診療

月・水・金17:00~19:30

受付は16:00~19:30

休診日:日曜日・祝日

診療時間・診療科目をお間違えのないよう、ご確認ください。