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胆石症外来の御案内

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胆石症外来の御案内

胆石症ってどんな病気ですか?

胆汁は、黄褐色の消化液で、肝臓で作られ、十二指腸に排出されます。
この胆汁が流れる道を胆道と呼びますが、
胆道に石(結石)ができる病気を総称して胆石症と呼びます。

図1:胆石のできる場所 


図2:お腹での胆嚢の位置



胆石症の症状にどんなものがありますか?

胆石症になっても、症状がない方(無症状胆石)が2~3割いらっしゃいます。ですが、半数以上の方に右の肋骨の下やみぞおちの痛み、右肩に広がる痛みがみられます。皮膚や白目が黄色くなる「黄疸」が見れる時もあります。
黄疸になると皮膚がかゆくなったり褐色〜黒色の尿が出たりします。細菌の感染が加わると急性胆のう炎になります.
この感染した胆汁が血液中に逆流しますと、急性胆のう炎から細菌が血液に入る敗血症という病気になると死に至る場合があります。
   

    腹痛          黄疸


胆石症はどのように診断するのですか?

胆のう結石がある場合腹部超音波検査で診断がつきます。胆石の種類によってはCTでも診断できます。胆石の大きさ、個数を確認したあと、がんが隠れていないかを調べるため、造影剤を点滴しながらCT検査を行います。胆管にあ胆石にはMRI検査が必要になります。

腹部超音波検査              


造影CT検査


MRI検査




胆のう結石の治療はどうすればいいですか?

お薬で胆石を溶かす治療と、体外衝撃波胆石破砕療法(ESWL)手術で胆嚢を取る治療があります。
お薬で溶ける胆石はレントゲンで映らないコレステロール結石が条件でしかも個数は1つで大きさは15mm以下でないと溶けません。ESWLは治療に時間がかかり、再発率が50%を超えます。手術で胆嚢をとる方法30年以上前までは大きくお腹を切開しましたが1990年、わが国に腹腔鏡下胆のう摘出術が導入され、直近統計では年間約10万件の胆のう摘出術の内およそ86%が腹腔鏡下胆のう摘出術で行われています。ガイドラインでも腹腔鏡下胆のう摘出術が第一選択手術となっています。

 

宇治川病院での胆のう結石症に対する治療

宇治川病院での胆のう結石症の治療に腹腔鏡下胆のう摘出術を行っております。執刀は内視鏡外科技術認定医(認定医番号:13-GS-079 胆道)陳 孟鳳が行わせていただきます。


腹腔鏡下胆のう摘出術の実際

臍に2cm、右肋骨下に2ヶ所、左肋骨下に1ヶ所5mmの創を作りポートと呼ばれる筒を挿入します。臍のポートからカメラを挿入後、腹腔内をカメラで撮影した映像を見ながら他の3ヶ所のポートを通して鉗子と呼ばれる外科器具を挿入、critical view of safetyを確実に出し術者がタイムアウトを行って安全に腹腔鏡下胆のう切除をおこないます。切除後はプラスチック袋に切除した胆のうを収納し臍の創から腹腔外へ摘出します。腹腔内が胆汁で汚染されている場合はドレーンという排液チューブを留置することがあります。止血と遺残物の無いことを確認しカメラと外科器具を抜去します。4つの創は溶ける糸で縫合し外科用テープで補強しフィルム製剤を貼付して手術を終了します。


ポートの配置